【実践】「ギャラリーウォーク」

今回は【実践】「ギャラリーウォーク」について説明します。

ALで注目すべきは「活動」ではなく,育てたい資質・能力に注目して,年間及び単元レベルでAL型授業をデザインすることである…。とは言え,単位時間当たりの活動がALの目安の一つであることは違いありません。そこで,以上を踏まえた上での活動例として,私が実践したものを紹介します。


 

「ギャラリーウォーク」(直訳すると「画廊散歩」)というと,何だかかっこいいですが,日本語風にいうならば「ノート展覧会」。以前から行われている活動の1つです。基本的な活動の流れは,

(1) 交流したい内容(調べたことや自分の考え)をノートに書く
(2) ノートを置いて,全員が自由に見て回る
(3) 見たことを基に,わかったことや考えたことを自分のノートに追加する

こんな感じです。工夫のパターンとしては

① 見たノートにシールをつける
② 見たノートに付箋でコメントをつける
③ 動き回る人数を半分にして,残っている人は読んだ人の質問を受け付ける

等が考えられます。

ギャラリーウォークは,答えが一つ(または少ない個数)に決まっているものを交流(確かめ)することを目的に行うのが良いようです。反面,じっくりと討論したり,聞きたいことを尋ねたりするには,(③のような工夫があっても)効果が半減してしまいます。

思考を広げたり,深めたりするような話し合いが必要な交流については,ワールドカフェ方式の交流の方が向いているでしょう。次回は,そのワールドカフェについて紹介します。


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