算数科の教科調査官,笠井健一先生が書かれています。
前半部にアクティブ・ラーニングで大切にしてほしい事。
後半部は,アクティブ・ラーニングと言える各小学校の実践が載っています。
前半部は結構はっきりとした切り口で,例えば
問題解決型の学習であっても,教師主導の授業展開では,主体的に学んでいるとは言えない。
といったことが書かれており,未だ「問題解決型学習⇒AL」と捉えている人も少なくない現状においては,なかなか衝撃的な内容と言えるのではないでしょうか。
後半の実践は,笠井先生が授業を見られたり,研究に関わっている学校の先生方が寄稿した,それぞれの学校の研究の取組です。
いい意味で尖った実践が多くて,非常に面白いです。カテゴリ(主体・協働・ICT・複式など)で分けられており,それぞれの学校の取組が,共通の視点で説明されています。
個人的には,学び合いをしている学校の「個人解決」は5分程度のものが多いところが面白いなと感じました。