GIGAスクール構想の実現に向けた課題と言えば、
(1) 端末が足りない
(2) ネット環境が整わない
(3) 教員のスキルが足りない
(4) 端末の管理が難しい
(5) 市町村で足並みがそろわない
この辺がよくある課題だったわけですが、最近はこの課題もある程度、解消してきているようで、今日は新たな課題の話。
ちなみに(1)~(5)の課題を”今”解消するには、市町村教育委員会が主導の内容は、とにかく急かすor学校単位で先行研究で解決していく・・・ぐらいとしか言えません。結局市町村(学校)の実態に応じて進めるしかない、というのが正直なところでしょう。
話を戻して・・・、新たな課題は例えばこんなもの、
(6) マシンスペックが足りない
(7) 教育困難校では意味が無い
(8) 利用制限の程度の基準がほしい
(9) 有効なソフトがわからない
(10)持ち帰りの可・不可の判断基準
(6)は、確かに一人一台端末の実現のために、マシンスペックを下げて低価格化を実現させたため、スペックがある程度低くなるのは仕方ないかと思います。ただ、GIGAスクール構想で実現を目指す使い方においては、十分なスペックだと思いますので、実際、どんなことをさせたくて「スペックが低い」と言っているのか気になりますね。
自分の家にも数種類、各市町村が導入しているタブレットPC等と同等の端末があり、各学校で行うようなことを想定して動作させていますが、特に問題を感じたことはありません(大人数が同時に動作することに関してのテストはできていませんが・・・)。
この課題に関しては、
①得意な先生が特化して、特別な授業を作り上げようとして高スペックを要求することをしようとしている
②回線速度の問題が原因で上手くいかないことをマシンスペックが原因と勘違いしている
あたりが理由のような気がします。
端末の更新は一朝一夕でできることではないので、「与えられたマシンでできることを考える」と言うしかないと思います。
思ったより長くなりそうなので、続きは次回で。