「文部科学省は、『たし算』ばかりでとにかく新しいことばかりさせようとする。」「『働き方改革』を謳うなら『ひき算』を提示してほしい」なんて最近よく聞きますが、そもそも、新しい学習指導要領で何を足そうとしているか、ちゃんと理解している人ってどれくらいいるんでしょうか。
新しく入ってきたことを具体的に挙げるのは次回にして、まずは「(新)学習指導要領のポイント」だけ語っていきますね。だれかに聞かれたら、下の「 」の3つで答えておいて、(1)~(3)で補足。余裕があったら①、②もね。
今回の学習指導要領のポイントは?
(1) 育成を目指す資質・能力を示し、「目的」を明確にした。
①予測困難な時代を拓き、社会の創り手となる子供の育成
②学びの主体は子供だということを明確化
(2) 育成するために必要な「内容」を修正・追加した。
①各教科等でバラバラだった各教科等の目的を3つの柱(資質・能力)で整理
②追加内容は「プログラミング教育」とか「外国語教育」とか
(3) 育成するための「方法」を提示した。
①「主体的・対話的で深い学び」の実現(に向けた授業改善)
(1)~(3)を図で表したのがコレ。
この図はよく見るんですけど、字が多すぎて全く理解しようと思えない・・・。わかっている人が見れば、よくまとまった図なんでしょうけどね。
全体的には、前例のないことに挑戦している、「挑戦的な意欲作」と言えます。そして、新しい表現(内容ではない)が多くて、インパクトもあります。ただそれが、人によって「負担」に感じるのも確か。
そのあたりをみんなで共有しつつ、具体的にどう改善していくかについて、今週はだらだら書こうと思っています。