校内研究で「アクティブ・ラーニング」をやるなら最初に読むべき本

内容説明

今後は教育課程の改訂と共に、アクティブ・ラーニングを通した授業を行っていくことが求められることは間違いないでしょう。本書では、文部科学省調査官(当時)である田村学先生(現:視学官)が、アクティブ・ラーニングを通した授業を目指していく中で、教師はどのようなビジョンをもち、そしてどのように授業を磨いていけばよいかについて、「探究・協同」「21世紀型学力」「イメージ力」「課題設定」「思考ツール」をテーマに具体的に紹介しています。21世紀の教師像、授業スタイルを考えるうえで必読となる一冊です。

先生が視学官になられたということが,今後の日本の教育が「総合的な学習の時間」や「生活科」の目指すところをさらに推し進めるということの表れだと,私は感じています。

この本の中では,上記の内容を実践の例を挙げながら紹介しています。総合的な学習の時間などでは,即実践可能なレベルでの具体的な紹介ですので,とても参考になりますよ。

補足

田村先生には何度かお会いして,いろいろな話を伺う機会がありました。特に初等教育におけるアクティブラーニングの重要性については,様々な実践を例に挙げながら,大いに語っていただきました。田村先生は,授業観察後にその授業の写真を使ったスライドをその場で作成し,助言するというスタイルをされていますが,最近は同じように助言されている方をよく見かけます。とってもわかりやすくて,素敵な方法だなと思いました。


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