前記事 「アクティブ・ラーニングによる授業をするために,私たちが気を付けるべきこと」で書いた通り,アクティブラーニングを研究テーマに据えたとき,最初の一歩になるのはアクティブラーニングの「定義」とアクティブ・ラーニングで「何をするか」だと思われます。
定義に関わるところは,カテゴリ「ALの言葉」の方で書いているので,実践について書いていこうと思います。
私が実際にALの授業として取り組んだことがあるのは,
- 動機づけに関わる支援
(1) 見通しや予想を立てる ①
(2) 価値や期待を高める課題提示 ②
(3) ジャンプの課題 ③
(4) 振り返り場面における子供同士の相互評価 ④ - 学習活動の工夫
(1) ペア・グループ学習
・ ギャラリー・ウォーク ⑤
・ ワールドカフェ ⑥
・ ピア・インストラクション ⑦
・ 店番交流 ⑧
・ みつばち交流 ⑨
(2) 思考ツールの活用 ⑩
(3) 言語活動の充実(外化する場面の保障⑪・対話形式の発表の重視⑫)
(4) 自己評価場面の保障(メタ認知)⑬ - 学習過程の工夫(広義での「カリキュラム・マネジメント」)
(1) 単元計画の工夫
・ 問題解決型の学び ⑭
・ 単元を貫く言語活動 ⑮
・ 探究的な学び ⑯
(2) 課題に対する密接感を高める工夫 ⑰
(3) 教科横断的な指導 ⑱
などです。中には勝手に命名して,アレンジして行っているものもあるので,聞いたことがないものもあるはずです。具体的な説明は今後,紹介していくとして(カテゴリ「実践例」にて),ざっと挙げただけでもいろいろな活動があることがご理解いただけると思います。
そして,しつこいですがALは手段です。
「上に書いてあることをやったことがある」=「ALの授業ができている」
ではないことを忘れないで下さい。