活動の「動詞」から見る学習への深いアプローチと浅いアプローチの特徴

ALを指導案レベルで見る時,学習活動を表す「動詞」に注目することで,ある程度AL的な学びが展開されているかを判断することができます。

「ディープ・アクティブラーニング」の中で,タイトルについての分析がなされています。

図1

それぞれの学習活動が,上から深いアプローチとしての分類がなされています。

しかし実際の学習活動をイメージすると,図のような学習活動だけではなく,扱う教科等や発達段階,単元構成での位置付けなどにより,様々な学習活動が考えられます。

例えば,「仮説を立てる」という項目については,小学校低学年のうちは「カンやあてずっぽう」レベルのものかもしれません。それが発達段階を追うにしたがって,「予想する」「見通しを立てる」等の段階を経て,より深いアプローチへ近づいていくと考えられます。

つまり,「小学校低学年では浅いアプローチでよくて,だんだん深いアプローチの活動を行う」のではなく,「小学校低学年から,深いアプローチを見通した活動を,学習の中に組み入れていく」という事が重要であると言えます。

国語や算数を例にすると,

小中連携

 

 

 

 

 

 

 

さらに,ディープアクティブラーニングの表と,初等教育で行われている学習活動のつながりを意識したのが,下の図です。

小中連携2

 

 

 

 

 

 

 

より深く掘り下げていくと,カリキュラムマネジメント(CM)のお話になるところですが,その話はまた今度という事で。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です